NO | 方言 | 共通語 | 用例 | 方部種別 | カテゴリー | 音声ガイド |
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1 | あい | 表層なだれ | あづぐ(あそこ)の家で、あいにつっこまっちぇ、ばあさま死んぎゃっだどう。 | 伊南・田島方面 | 時候・天文 | |
2 | あがり | (3)蚕(かいこ)が繭(まゆ)を作ること | (3)蚕様あがって、やっとひまあげたなぁ。 | 会津全般 | 時候・天文 動物類 |
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3 | あきあげ | 雪降る前、物資を確保することを言う | 雪降る前は、あきあげで忙すいのよ。 秋あげに要るがな書いて置っけたがら、忘しぇーねでくろなぁ。 |
会津全般 | 時候・天文 | |
4 | あきざか | 秋の盛り | 時候・天文 | |||
5 | あきじめぇー | 秋の収穫 | 秋仕舞終えたら、湯治さでも行ぐべぇー。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
6 | あきどまり | 秋仕事が終わって里帰りすること | 秋仕舞終えたら、ゆっくりあきどまりしてこう。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
7 | あげぇーまんま | 小豆御飯・赤飯 | 節句には、あげぇーまんま炊いてやんべなぁー。 | 会津全般 | 時候・天文 祝・不祝儀・旅行 |
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8 | あさげ | 朝方(あさがた) | 時候・天文 | |||
9 | あさげっぱら | 早朝 | こうだに朝げっぱらがー、何事だ。 | 伊南・田島方面 | 時候・天文 | |
10 | あさっぱら | 早朝(そうちょう) | いやはや朝っぱらがら、叩き起ごさっちゃわぃ。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
11 | あさでっかり | 朝の晴れは当てにならない | 朝照っかりで、やっぱわかんねぇハー、もう降って来たわぁ。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
12 | あさでっかり | 朝方だけの天気 | 時候・天文 | |||
13 | あしたさげ | 明朝(みょうちょう) | 約束通りあしたさげに、頼んだの届くべぇーなぁ。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
14 | あたり | 雪の汚れ(狩人語) | 伊南・田島方面 | 時候・天文 | ||
15 | あったげぇー | 暖かい | 時候・天文 | |||
16 | あまけ(あまっけ) | 雨の降りそうな空模様 | あまっけだから、干物取りこんでおっけろー。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
17 | あまよばり | 雨乞い(あまごい) | あんま天気続くが、お宮さ、あまよばりに行って来た。 | 伊南・田島方面 | 信仰関係 時候・天文 |
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18 | あらみちこぎ | 人の足跡のない雪道 | 新道こぎは、かんずき履かねぇど、大変だぞ。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
19 | ありあげもち | 稲刈りの終りに搗く餅。旧暦の九月二十九日に搗くこともある | 伊南・田島方面 | 時候・天文 時候・天文 |
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20 | あわずらい | 日蝕(にっしょく)や月蝕(げっしょく) | 時候・天文 | |||
21 | あわぶく | 水の泡(あわ) | 時候・天文 | |||
22 | あんか | 焼物の暖房具 | 今夜は、凍てっかー(凍りつくほどの寒さ)、行火(土製の暖房具)入れて寝ろ。 | 伊南・田島方面 | 時候・天文 | |
23 | いぎって | むし暑い | 時候・天文 | |||
24 | いぎれってぇー (むれる) |
蒸し暑い(むしあつい)・草いきれ(くさいきれ) | 今日は、むやみにむれる日だなぁし。 田園道来れば、いぎれってぇぐって、汗どんどんだわ。 |
会津全般 | 時候・天文 | |
25 | いてる(凍) | 厳しい寒さ | 今朝の凍ではひどがったなむ。何もかもかちかちだでやれ。 | 只見方面 | 時候・天文 | |
26 | いましがた | さっき・たった今 | たったいましがたまで、そこんどこにいたっけがなぁ・・・。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
27 | いらはった | 太陽が沈むこと | 時候・天文 | |||
28 | いらはる | (日)が暮れること | お日様いらはっと、急に冷えんなぁ。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
29 | うかる | 冠水(かんすい) | 時候・天文 | |||
30 | うむれる | 蒸暑い(むしあつい) | 今日はなんだって、うむれるごどぉー。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
31 | えでる (いてる) |
凍る(こおる・こごえる)・冷える(ひえる) | 今朝はひでぇ、えでるなぁ。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
32 | おおあし | 泥田の作業の時に履く物 | ひどろ田(泥の深い田)は、おおあし履かねど、仕事になんねぇ。 | 伊南・田島方面 | 時候・天文 | |
33 | おがさかぶる | 月に輪がかかる | 時候・天文 | |||
34 | おきむくり | 起床するとすぐに | おきむくりに畑さ行って、白菜くるめて来た。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
35 | おしおえ(おしめり) | 旱天時(日照りの時)の待望の雨・慈雨 | 良いおしおえであったなぁし。やどい物(栽培物)みんな助かった。 なんつうぅ良いおしめりだったごとぉー涼しくなんなぁし。 |
会津全般 | 時候・天文 | |
36 | おっつめ | 年末(ねんまつ) | おっつめ風邪はこじらせっかぁ、早く治っしゃれよぉ。 | 伊南・田島方面 | 時候・天文 | |
37 | おどでな(おってのな) | 一昨日(いっさくじつ、おととい) | おどでなあたりがら、俄に寒くなって来やした。 おってのな、久し振りにはるみさ(はるみさん=人の名前)と、町でばったり出会ったぞぉ。 |
会津全般 | 時候・天文 | |
38 | おへぇやる(いらっしゃる) | 太陽が沈む | おてんとう様、いらっしゃる前に、草むしっちもうべぇぞぉ。 いらっしゃる前の空見てみろ、きれいだまぁ、明日も晴れんぞ。 |
伊南・田島方面 | 時候・天文 | |
39 | おわずらいさま | 日食(にっしょく) | おわずらい様見っ時は、目を悪りぐすっがらガラス煤げらがっせよ。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
40 | かあがす | 干す(ほす) | 時候・天文 | |||
41 | かうしきべら | 雪べら(ゆきべら)・雪ベラ | 雪近ぐなったがら、小屋からかうしきべらを出しておっけろー。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
42 | かぐまき | 角巻(かくまき)・身にまとう防寒の毛布 | この頃だんじぇも、かぐまき着てねぇなぁ。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
43 | かじげる | 凍る(こおる・こごえる) | 川で大根洗ったっけが手がかじけっつまったぁ。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
44 | かなこり(すぐり) | つらら | 大っけぇーかなこりたがって、ひゃっけ(冷たい)かんべわぁ? | 会津全般 | 時候・天文 | |
45 | かなっくり | 氷柱(つらら) | 軒のかなっくり、ずなく(大きく)なって、おっかねぇようだぞぅ。 | 只見方面 | 時候・天文 | |
46 | かびだれもち | 旧暦十二月一日に餅を搗いて、川におさめる行事 | 伊南・田島方面 | 信仰関係 時候・天文 |
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47 | かめっこ(ねんねこ) | 赤ん坊を背負う時の亀の甲羅の形をした防寒具 | 寒いから亀っ子着ねど赤子風邪ひくぞぉ。 ※昭和二十年頃から流行した。その前は丹前に似た着物の様な物。 |
会津全般 | 時候・天文 | |
48 | からびる | ひからびる | 天気続きだがぁ、何も彼も、からびてしまいそうだぁ。 | 伊南・田島方面 | 時候・天文 | |
49 | からんこ | 氷柱(つらら) | 今朝、大っけぇーからんこさがったなし。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
50 | かりあげ(かっきり) | 稲刈りの祝宴、餅を神様に供えて感謝する習慣 | 俺家のかっきりけぇー餅だぁし。上ってくんなんしょ。 刈り上げには町の子めらも帰って来んだべぇーなぁ。 |
会津全般 | 信仰関係 時候・天文 |