NO | 方言 | 共通語 | 用例 | 方部種別 | カテゴリー | 音声ガイド |
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51 | かんくのあめ | 寒に入り九日目に降る雨 | 時候・天文 | |||
52 | かんじき | 雪の降った時、道をつけるために使用する履物をつるかんじき。山で履くものを山かんじきと言う | 伊南・田島方面 | 時候・天文 | ||
53 | かんじる | 凍るように寒い | 時候・天文 | |||
54 | かんずる(いてる) | 非常に寒いこと・凍る | 今朝はかんじたなぁし。 かんづっ時、金物手さひっつくがらなぁ。 |
会津全般 | 時候・天文 | |
55 | かんぜん | マントやコートについている雪除帽子 | 女子はいいなぁ、赤いかんぜんのめげえ事。 かんぜんの額に毛皮ついてて、立派だなー。 |
伊南・田島方面 | 時候・天文 | |
56 | かんとうかせぎ | 冬の期間、関東地方の屋根葺等の出稼ぎに行くことを言う | 伊南・田島方面 | 時候・天文 | ||
57 | かんねりぼう | 寒の入りの日に作る蕎麦がき | 伊南・田島方面 | 時候・天文 | ||
58 | がり | そりなどのすべり止め (※近頃使われない) |
伊南・田島方面 | 時候・天文 | ||
59 | きたって | 北の方 | 北っ手の畑さ行って来っからなぁ。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
60 | きたって | 北の方 | 時候・天文 | |||
61 | きのうな(きんな) | 昨日(さくじつ、きのう) | きんなまであんないい天気で、今日はひでぇ降りだなぁー。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
62 | きのまたゆき | 三月に降る雪 | 時候・天文 | |||
63 | きゅうとう | 去年(きょねん)・旧冬(きゅうとう) | きゅうとううづ(昨年中)はお世話にないやした。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
64 | きょうび | この節(このせつ) | きょうび滅多に聞かねぇ話だなし。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
65 | きんな | 昨日(さくじつ・きのう) | きんな町っつぁ、行って来やした。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
66 | きんな | (1)昨日(さくじつ・きのう) | (1)きんなまでぇ風邪はっきりしながったども、今日は良くなった。 | 只見方面 | 時候・天文 | |
67 | きんぺ | 雪や氷を滑る子供の履物 | 時候・天文 遊び言葉 |
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68 | くれえ | 暗い(くらい) | 時候・天文 | |||
69 | くれがくしのゆき | 四月に降る雪 | 時候・天文 | |||
70 | くんにぇー | (2)(日)暮れない | (2)日がくんにぇ内に、仕事やっつまぁべぇー。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
71 | けさがた | 今朝(けさ) | 時候・天文 | |||
72 | けっと | 角巻(かくまき)・毛布 | 寒くなって来たがら、けっとでも掛けるもんだぁ。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
73 | けづきり | 炬燵にお尻まで入って暖まる | 今朝は寒ずっから、げすきりで暖まっせぇ。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
74 | けむ | 煙(けむり) | 時候・天文 | |||
75 | げすぞり | 堅雪の時に坂に尻をついて滑る遊び | お宮様の背戸の坂でぇ、げすぞりやっぺぇ。 げすぞりやって、ズボンぐじゃぐじゃにして、叱るらっちゃ。 |
只見方面 | 時候・天文 遊び言葉 |
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76 | げんべぇー | 雪の中で履く藁靴(わらぐつ) | 昔よぐげんべぇー履いて、歩ったもんだなぁ。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
77 | げんべえ | 藁靴(わらぐつ) | 雪道はげんべえが一番だー。軽くて、暖かくて、なんぼう歩きいいだが。 | 只見方面 | 時候・天文 | |
78 | こうじきべら | 雪べら | 雪降さんなんねぇー。こうじきべら出しておっけろ。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
79 | こぐ | 雪、水田畑を通る | 時候・天文 | |||
80 | こぐ | (2)雪草深い所、又泥田を行くこと | (2)朝こっぱやぐ雪こいで、新聞屋さんは大変だなぁ。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
81 | こげえる | 凍える(こごえる) | 時候・天文 | |||
82 | ここんどこ | ここのところ・この頃 | 孫出来て、ここんどこ何所さあも行ぐようねぇ。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
83 | こねぇーだ | 少し前・この間 | こねぇだ受けあってくっちゃ事、当てにして良いだなぁ。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
84 | このっきり | この度・今回 | このっきりは、大変お世話お掛け致しやしたなし。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
85 | こびる | 小昼食 午前、午後のおやつのような食事 ※良く働くので十時、三時に腹持ちの良いものを出す。田の忙しい時は男達は昼休みを約二時間取るが、女達は休まず夕飯の支度、小昼の支度、洗濯等目の廻る程であった。文字通り「牛馬の稼ぎ」である。若くて腰の曲がる母親を見て娘達は町に憧がれた。 |
今日は小昼に、草団子でもこさぇーんべぇなし。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
86 | さぁさって | 明明後日(三日後) | さぁさっていよいよ旅行さ行ぐぞぉ。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
87 | さきっこぎ | 一晩で雪が多く積った時に、先頭に立って道をつける人 | 伊南・田島方面 | 時候・天文 | ||
88 | さぎおとでぇー | 一昨々日(三日前) | さきおとでぇーで、やっと稲刈り終ったどこだ。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
89 | さながし | 春に雪解け水を利用して木材を運ぶ作業方法 | 伊南・田島方面 | 時候・天文 | ||
90 | さなぶり | 田植が終っての祝日 | さなぶり餅食って行がねぇがよぉ。 (※蕎麦は米の代用、餅は御馳走) |
会津全般 | 時候・天文 | |
91 | さなぶり | 田植を終えた祝い | さなぶりには餅でも搗ぐべぇなぁ。 | 会津全般 | 時候・天文 祝・不祝儀・旅行 |
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92 | さぶり | 旧五月廿七、八日に降る雨 | 時候・天文 | |||
93 | さんじょさま | 朝の星 | 俺等若ぇとき、こっ早ぐからさんじょ様仰いで稼いだもんだがなぁ。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
94 | ざい | 水中に浮遊する氷塊 | 今朝はざいが浮いて、堀なんぞ詰まりそうだっけぇ。 | 伊南・田島方面 | 時候・天文 | |
95 | ざい(ぜい) | なだれ又は雪解け水が氾濫する状態を言う | 会津全般 | 時候・天文 | ||
96 | ざける | 氷や雪が解けてくる 氷、雪がざくざくになる様 |
日和が良いがら、道もざけて来たなぁ。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
97 | しおい | 慈雨・おしめり | 良えしおいだなし。畑のもの生き返えったみでぇーだぁ。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
98 | しおい | おしめり | 時候・天文 | |||
99 | しがあ(しがっこ) | 花が咲いているような霜 | 今朝は寒じたがら、ガラスさぁ、しがあ咲いったなぁ。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
100 | しがれる | 霜が枯れること | 野山もしもがれっつまってハー、後は雪降るばっかだなし。 | 会津全般 | 時候・天文 |