NO | 方言 | 共通語 | 用例 | 方部種別 | カテゴリー | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|---|---|
101 | かねつける | お歯黒(おはぐろ) | 昔は嫁になっと、なしてかねつけただべぇなぁ。 | 会津全般 | 人体 | |
102 | かのやき | 開墾のため草木を焼く | 盆前にかのやきやっつまぁべぇなあー。 | 会津全般 | ||
103 | かびたれもぢ | 旧十二月朔日に搗く餅を水中に入れて、水神様に供える行事 | 会津全般 | 信仰関係 | ||
104 | かびだれ | 川に落ちること | 雪消えん時は、かびだれしねぇように気つけろよ。 | 伊南・田島方面 | ||
105 | かびだれもち | 旧暦十二月一日に餅を搗いて、川におさめる行事 | 伊南・田島方面 | 信仰関係 時候・天文 |
||
106 | かぶっかき | 干した赤い蕪(かぶ)を煮て、甘味が出たものに香煎をいれて掻き混ぜた食べ物 | 伊南・田島方面 | |||
107 | かぶっつぐ | かじりつく | うめどって(美味しいと言って)かぶっつぐのは良いが腹ぶっくすなよ。 | 会津全般 | ||
108 | かぶつ | 切り株(きりかぶ) | 畑ん中にあるかぶつはそのままにしとくべぇ。 | 伊南・田島方面 | 植物 | |
109 | かぶにゅう | 蕪(かぶ)を保存するために藁で蕪を囲ったもの | 伊南・田島方面 | |||
110 | かぶる | (1)責任を引き受ける | (1)へだしっと我がかぶんなんねぐなって馬鹿みんぞぉ。 | 会津全般 | ||
111 | かぶる | (2)負担する | 判子押すなよ!かぶんなんねぐなったら、なじょしんだ? | 会津全般 | ||
112 | かぶれる | (1)黴びる(かびる) | (1)餅忘っちぇいたれば、みんなかぶれちまった。 | 会津全般 | ||
113 | かぶれる | (2)熱中する | (2)競馬にかぶっき家中泣いてんべぇー。 | 会津全般 | ||
114 | かぼちゃ | みにくい女のこと | 今は化粧上手になったがー、かぼちゃなんぞ、見掛けねぇなー。 | 伊南・田島方面 | ||
115 | かま | やかん(釜) | 一服にしっかぁ、かまさお茶湯、沸かしておけぇ。 | 伊南・田島方面 | ||
116 | かまあ(かもう) | (1)面倒を見る | (1)あの子んどこ、何んぼかまってくれたがわかんねぇー。 | 会津全般 | ||
117 | かまあ(かもう) | (2)からかう | (2)みんなにかまわっち、俺わざしに泣いてくっちゃぁ。 | 会津全般 | ||
118 | かまげで | 拘わって(かかわって) | 忙しさにかまげで御無沙汰いだしやした。 | 会津全般 | ||
119 | かみって | 川上にある家 | かみっての家の赤子(やや)、大泣きしったっけわぁ。 | 会津全般 | ||
120 | かめっこ | 人見知りする | この子はよそさ行ぐど、かめっこすんのよー。 | 会津全般 | ||
121 | かめっこ(ねんねこ) | 赤ん坊を背負う時の亀の甲羅の形をした防寒具 | 寒いから亀っ子着ねど赤子風邪ひくぞぉ。 ※昭和二十年頃から流行した。その前は丹前に似た着物の様な物。 |
会津全般 | 時候・天文 | |
122 | かもう | からかう | 子めら、そうだにかもうなー、好きにさせておげぇ。 | 伊南・田島方面 | ||
123 | からおい | 立葵(たちあおい) | 植物 | |||
124 | からがぐ | 巻きつける(まきつける) | わんな(藁縄)長ぇがら、脇さからがぐと良いぞぉ。 | 会津全般 | ||
125 | からぐぢ | ご飯のお惣菜ばかり食べる | からぐぢで食うには、味薄ぐっていいなぁし。 | 会津全般 | ||
126 | からげる | 破損した所を修理する | 屋外の板剥がっちゃがー、からげてけろよ。 | 伊南・田島方面 | ||
127 | からしな | あぶら菜 | 植物 | |||
128 | からっきし | 全く | きかねえーのは家ん中ばっか、外さ行ぐと、からっきしなんだからぁ。 | 会津全般 | ||
129 | からて(からてんぶり) | 土産なしでの訪問・手ぶら | 用足しついでに、からてんぶりで寄いやした。 子めらいっとは知らねぇで、から手で来っまった。御免しろなぁ。 |
会津全般 | ||
130 | からびる | ひからびる | 天気続きだがぁ、何も彼も、からびてしまいそうだぁ。 | 伊南・田島方面 | 時候・天文 | |
131 | からまる | (1)なつく | (1)やっと先生さからまるようになって、良がったぁ。 | 会津全般 | ||
132 | からまる | (2)じゃれる | (2)兄ちゃに犬ころみてぇにからまんだがらし。 | 会津全般 | ||
133 | からまる | (3)まとわりつく | 忙す時、からまれっと仕事になんねぇー。 | 会津全般 | ||
134 | からんこ | 氷柱(つらら) | 今朝、大っけぇーからんこさがったなし。 | 会津全般 | 時候・天文 | |
135 | かりあげっぱかま (ほそっぱかま) |
作業用もんぺ | 春までに、かりあげっぱかま縫っておかんなんねぇなぁ。 ほそっぱかま縫う時は、ひざ当てつけておけよ。 |
只見方面 | ||
136 | かりあげばかま | 作業用のもんぺ | かりあげっぱかまは、蔵の軒下さ干せよ。 | 伊南・田島方面 | ||
137 | かりあげ(かっきり) | 稲刈りの祝宴、餅を神様に供えて感謝する習慣 | 俺家のかっきりけぇー餅だぁし。上ってくんなんしょ。 刈り上げには町の子めらも帰って来んだべぇーなぁ。 |
会津全般 | 信仰関係 時候・天文 |
|
138 | かりやす | 堰を作る時、川に沈める柴をしばったもの | 伊南・田島方面 | |||
139 | かりゅうず | 赤飯に打つ水 | 赤飯には、かりゅうずの打ち加減が大事だぞ。 | 伊南・田島方面 | ||
140 | かわぎ(かんながれ) | 流木(燃料にする) | 焚ぎものなぐなったがら、かんながれ木集めて来てくろ。 一の関の六地蔵は一本のずねぇーかんながれ木で彫ったんだどぉ。 |
会津全般 | 植物 | |
141 | かんくのあめ | 寒に入り九日目に降る雨 | 時候・天文 | |||
142 | かんこ | 疳が強い子 | 赤子かんごで夜泣きすっから、嫁気の毒なのよ。 | 会津全般 | ||
143 | かんしょ | ヒステリー | 俺家のかがぁかんしょみてぇに稼ぐわぁ。 | 会津全般 | ||
144 | かんじき | 雪の降った時、道をつけるために使用する履物をつるかんじき。山で履くものを山かんじきと言う | 伊南・田島方面 | 時候・天文 | ||
145 | かんじゃ | 鍛冶屋(かじや) | 今は、かんじゃがなくなって、鍬の手入れも中々出来ねぇな。 | 伊南・田島方面 | ||
146 | かんじょう | (1)予定(よてい) | (1)お前のやっ事は勘定考えねぇがら困んのよ。 | 会津全般 | ||
147 | かんじょう | (2)都合(つごう) | (2)今日は一緒に町つぁ行ぐ勘定してただげんじょ。 | 会津全般 | ||
148 | かんじる | 凍るように寒い | 時候・天文 | |||
149 | かんずける | 責任の転嫁 | わぃええ(割合)悪りい事は、すぐ人さかんずけんだぁ。 | 会津全般 | ||
150 | かんずる(いてる) | 非常に寒いこと・凍る | 今朝はかんじたなぁし。 かんづっ時、金物手さひっつくがらなぁ。 |
会津全般 | 時候・天文 |