NO | 方言 | 共通語 | 用例 | 方部種別 | カテゴリー | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ほいる | 木炭が赤くなること | 炭ほいて来たが、炬燵さ入れろ。 | 伊南・田島方面 | ||
2 | ほうきもだし | ほうき茸(ほうきだけ) | 裏の林の中さぁほうきもだし出てだっけぞぉー。 | 会津全般 | 植物 | |
3 | ほうべん | お陰で | 忙しい時、お父つぁま倒れらったが、ごほうべんに助けて貰いやしたぁー。 | 会津全般 | ||
4 | ほおどおし | 目刺し(めざし) | 昔はほうどおし、御馳走だったんだぁ。。 | 会津全般 | 動物類 | |
5 | ほおらく | 木戸銭なしで見る芝居等 | 祭りには鎮守様で、ほうらく芝居あんぞぉ。 | 会津全般 | 遊び言葉 | |
6 | ほかい(ほかえ) | 赤飯等入れる曲物(まげもの・わげもの) | 叔母様亡くなったがら、五升ぶかしほかえにいれて持ってげよ。 | 会津全般 | ||
7 | ほきだす | 吐き出す(はきだす) | あんま辛れえもん食ったがら、ほきだしっつまったぁ。 | 会津全般 | 人体 | |
8 | ほきる | 芽生える(めばえる) | 春の野山は、ほきる緑が何だって美しなぁ。 | 会津全般 | 時候・天文 植物 |
|
9 | ほぎる | 萠をだす(草木の芽が出はじめる) | 植物 | |||
10 | ほごれる | 解ける(ほどける・とける) | 暖ったかぐなってきたがら、猫柳がほごれできはだったなぁ。 | 会津全般 | ||
11 | ほざく | わめく | 何いつまでもほざいてんだ。 | 伊南・田島方面 | ||
12 | ほしつかわら | 星が綺麗に見える空 | 冬の空はほしつかわらが全くきれいだぞぅ。 | 伊南・田島方面 | 時候・天文 | |
13 | ほじ | 意思(いし)・意識(いしき) | こおだに小っちぇうちがら、ほじあんだもんなぁ。 | 会津全般 | ||
14 | ほそっこ | 細紐(ほそひも) | 送らっちぇきた荷のほそっこ、切らずまるめておっけてくろ。 | 会津全般 | ||
15 | ほそび | (1)ほくろ | (1)口の下にほそびある人は、食いぱぐりねえだどぉ。 | 会津全般 | 人体 | |
16 | ほそび | (2)そばかす | (2)子めらの頃から俺は、眼の下さほそびいっぺえだったぁ。 | 会津全般 | 人体 | |
17 | ほそび | ほくろ | 人体 | |||
18 | ほっこじる | 掘る(ほる) | なんだっていい山芋ほっこじって来らったごと。 | 会津全般 | ||
19 | ほっこじる | 掘る(ほる) | 何んぼほっこずっても、何ってもでねぇー。 | 会津全般 | ||
20 | ほったぶ | 頬(ほお) | 人体 | |||
21 | ほっつぁれます | 鱒の産卵の終ったもの | ほっつぁれ鱒は油もそっけもねえがら、食いちゃぐねぇー。 | 会津全般 | 動物類 | |
22 | ほっつぐ | うろつく | 盆踊りの夜は、村の若えてえ、夜っぴてほっついでいんだぁ。 | 会津全般 | ||
23 | ほっつぐ | うろうろと歩く | 暗くなるまで、どこほっついでいだだぁ。 | 会津全般 | ||
24 | ほっぺた(ほったぶ) | 頬(ほお) | ほっぺたリンゴみてえで、めんげなぁ。 | 会津全般 | 人体 | |
25 | ほでる | むし暑い | 時候・天文 | |||
26 | ほとけさま | 瞳(ひとみ) | にしが仏様は、澄んできれえだなー。 | 伊南・田島方面 | 人体 | |
27 | ほど | 薪が燃えた炭火のたまっている所・炉壷 | 会津全般 | |||
28 | ほどけ | 仏様(ほとけさま) | 跡取り息子は、仏事守んなんねぇぞぉ。 | 会津全般 | 信仰関係 | |
29 | ほどけまもり | 家督をつぐこと | お父様、亡ぐならったがら、兄様が仏守をしっかりしんなんねぇ。 | 会津全般 | ||
30 | ほどげさま | 瞳孔(どうこう) | 人体 | |||
31 | ほどむじ | 茸等を和紙(生紙)に包んで灰の中に入れ灰焼にする料理 | 会津全般 | |||
32 | ほねおしみ | 怠け者(なまけもの) | 若ぇ者が、骨惜しみなんぞしてなんねぇぞぉ。 | 只見方面 | ||
33 | ほねやみ | なまけもの(胴骨病) | おめえは寝んのが好きだなぁ。昔はそれを骨やみと言ったもんだぁ。 | 会津全般 | ||
34 | ほまち | へそくり | すぐおめえは、母ちゃんのほまち貰いたがってからに。 | 会津全般 | ||
35 | ほまちしごと | アルバイト | 冬休み中、ほまち仕事に人夫さでてんだぁ。 | 会津全般 | ||
36 | ほやぐり | 火事の時飛んでくる火の粉 | 屋根さ上がって、ほやぐり叩き落としてくろ。 | 会津全般 | ||
37 | ほりっこ | 堀(ほり) | 裏の堀っこ跨ぐとすぐ停車場だから。 | 会津全般 | ||
38 | ほりになる(つく) | 米・麦に虫がつくこと | 米は日に当てねど、寸間(すぐ)ほりつくぞぉ。 | 会津全般 | 動物類 | |
39 | ほりむし | 穀ぞう虫 | 米、梅雨時は風通しの良いどこさ広げるように干しとけよ、ほり虫つくぞぉ。 | 伊南・田島方面 | 動物類 | |
40 | ほろきなげる | 強く投げる | 鍋あんま熱がったがら、思わずほろぎなげたわい。 | 会津全般 | ||
41 | ほろく | 紛失する(ふんしつする) | どこでほろったもんだが、又なくしちまった。 | 伊南・田島方面 | ||
42 | ほろぐ | (1)紛失する(ふんしつする)・失くす(なくす) | (1)どこさほろったもんだか、帽子がめっかさんねぇで困ったなぁ。 | 会津全般 | ||
43 | ほろぐ | (2)木をゆすって実を落とす | (2)栗少しばっか木に残ってっから、棒持ってほろってみっせぇ。 | 会津全般 | ||
44 | ほろげ(ほろすけ) | ばかもの | 女にほろげて、家ちゃ来ねだと。 | 会津全般 | ||
45 | ほんきにしんな | 本当に思うな | 呼びかけ言葉 | |||
46 | ほんこ | 本番(ほんばん) | 遊び言葉 | |||
47 | ほんこ | 本勝負(ほんしょうぶ) | ほんこの博打やって田地田畑みんなほろってしまった。 | 会津全般 | 遊び言葉 | |
48 | ほんじき | 本当に(ほんとうに) | ほんじき困っているつうがら、助けてやんべぇー。 | 会津全般 | ||
49 | ほんじぐる | 掘る(ほる) | ずねえ山芋ほんじぐって来たなぁ、半夏の御馳走だなぁ。 | 会津全般 | ||
50 | ほんじゃら (そんじゃら) |
それでは | 俺家で宿すっから、気なしに来らんしょ。ほんじゃら、支度しねえっかなんねぇ。 | 会津全般 |